店主の日記/2016-01-13
ペンタックスK2
ペンタックスK2のカメラ修理を承りました。1975年に発売されたKシリーズの最高峰モデルです。金属式縦型シャッターと電子制御、それに加え、今に続くKマウントを採用したモデルです。それまでのSシリーズに比べ、デザイン的に精悍さを持たせています。ちょっと男っぽいという感じがします。
この個体はプリズムが腐食しているものの電気的に問題がなく、カメラ修理可能と判断しましたので、カメラ修理を承りました。プリズムは当店が様々な中古良品より選んだものを使用しています。このプリズムはK2だけではなく、SPやSPFにも使えることも確認したものです。
K2のプリズムはそれまでのアルミ蒸着から銀蒸着に変更され、ファインダーの明るさが改善されているようですが、遮光と衝撃に対するクッションのために使用されていると思われるモルトプレーンの加水分解でプリズムがダメになるのはSシリーズと同様です。
残念ながら電気的な動作に問題がある場合はカメラ修理を承ることができない場合もあります。電子部品不良の場合は手持ちに部品在庫がございません。
お客様はフィルムカメラ初心者でカメラも貰い物とのことでした。特にご希望がございましたので当店サイトの専用ページで取り扱いを説明させて頂きました。これからも良い写真を残してくれると思います。
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