memo/2012-09-05
キャノンデミS
カメラ修理は完了。
キヤノンデミSは1964年に登場し、初代デミ(1963年)のSH28mm,F2.8(3群5枚)に替えてSH30mm,F1.7の明るいレンズを採用した上位機種。
デミ(Demi)とはフランス語で「半分」と言う意味。しゃれたデザインで、他社のハーフサイズカメラに比べ決して小さいとは言えないボディだが、巻上げレバー、シャッターボタン、巻戻しノブは全て同じ高さになるように設計され、出っ張りやごつごつ感がなく、角を落とした柔らかなデザインは今も色褪せる事がなく、50年近く前のカメラとは思えない。
セレン光式露出計はトップカバー側にあり、細い方の指針に太い方の指針を合わせて適正露出とする。ミノルタのユニオマットと同じような操作だが、ユニオマットはシャッターが絞りを兼ねるところが大きく違う。デミSは絞りもシャッタースピードもマニュアルでも設定できるから、様々な撮影条件も可能となっている。ピントはゾーンフォーカス式で、ピクトグラムと距離(m)の対応表は裏ブタに銘板で表示されている。
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