memo/2012-08-04
ローライコード
1936年(昭和11年)製と思われるローライコード。ローライコードは1950年代の日本の2眼レフのお手本になった機種であることは間違いない。この元祖とも言えるカメラのカメラ修理が完了した。逆に日本の2眼レフをカメラ修理しているのでこのローライコードに何の違和感が無かったのも事実だ。
このローライコードは2型に分類され、レンズはツァイス・トリオターである。後のものはシュナイダーのクセナーになっているものもある。
フィルム巻上げにカウンターと自動巻き止めが付いている。まずカメラ底にあるフィルム確認の赤窓で「1」が出て来るまで巻上げ(途中でロックするのでそのたびにロック解除しながら)、赤窓の「1」を確認してからカウンターをリセットして「1」にするという手順を踏む。赤窓はフィルム装填時に使うだけである。
巻上げノブはフィルム1枚分送るとロックしてそれ以上回せなくり、ロックの解除はノブの中心の部分を押し込むようになっている。
このカメラは店主の興味で休みの日や空いている時間にカメラ修理したものだが、80年近く前のものにもかかわらず、堅牢さ、機械加工のレベルの高さに驚かされた。
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