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店主の日記/2018-09-05

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Tag: カメラ修理 コニカ FS

*捨てる神・拾う神

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コニカFPのカメラ修理を承りました。オーナーはリサイクルショップでジャンクとなっていたものを見つけ、試しに撮ってみたところ、予想以上にきれいな写真が撮れたので、整備して使っていこうと思われたようです。

このカメラは1962年に発売された、コニカFSの改良版です。コニカの一眼レフは初代のコニカF(1959年)から全て縦走り金属幕シャッターを採用しています。初代コニカFはそのシャッターがコニカ内製でしたが生産性は高くなく、試作程度の生産で終わりました。その一方でコパルの開発で得られた同じ縦走り金属幕シャッターである「コパル・スケヤ」を採用してコニカFSを発売し、その後、本機FP、CdS露出計内蔵のFMと進化して行きます。残念ながらこのコニカFシリーズは市場で成功したとは言えず、次のコニカ・オートレックスにバトンタッチしています。

さて、この個体はレンズもセットで整備を承りましたが、素人と思われる無茶な分解を抱えていました。オーナーからも指摘があったのですが、レンズ銘板にドリルの穴が二つ空いていました。おそらく分解するのにこの銘板のネジを回すことができず、工具の引っ掛かりのためにいわゆる「カニ目」をつけたようです。プロの修理人はこんなことしません。また、本体も巻き上げレバーの飾りネジを外そうとして工具を滑らし、メッキ部分に傷をつけたようです。更にシャッタースピードダイヤルの止めネジの1箇所のネジ頭を潰してしまい、外れなくなって、グラグラしています。これが外れなかったため、この分解はあきらめたようです。全てきっちり整備させてもらいましたが、レンズ銘板に開けられたドリル穴はどうしようもありませんでした。

当時のコパルスクエアを搭載したためか、ちょっと大柄です。また、結構大きな音と振動がありますが、本体の重さもあり、手ブレはないと思います。音は確かに大きい(笑。でも、撮ってる感があっていいかもしれません。レンズはヘキサノンです、写りが悪い訳はありません。



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