店主の日記/2016-09-17
カメラケースを作る(一次試作)
工作用紙で寸法を確かめた後、材料を選定して型紙と同じものを作ってみることにしました。
元より芯になるものに合皮を貼ることで「革風カメラケース」とすることにしていましたので、薄い金属板か樹脂板を芯にすることは決めていましたが、ハンドツールでの加工性の良い薄い金属板、あるいは樹脂板はどんなものが良いかわかりませんでした。こうした作りのものは昭和の時代にはベニア板とか、悪ければボール紙を芯にしたものがあったことを思い出しました。
とりあえず、ホームセンターをぶらぶらして透明の樹脂板を買ってきました。板厚は1.0mmのものです。ハサミでも切れますが、普通のカッターだとやや切りにくく、キズをつけて折る樹脂用カッターを使って展開形状を切り出しました。後は接着剤を使って芯になる形状を組み立てていきます。剛性感がイマイチですが、この時点では合皮を貼れば良くなるだろうと考えました。
形状ができたところで合皮を探すことにしました。カメラボディ用レザーも考えましたが、材料としては高価でやや厚く、貼るのに適さないようです。今度は手芸ショップをぶらぶらして見つけたのが黒のレザークロスで、伸縮性も兼ね備えた良いものが見つかりました。
ここで、樹脂とこのレザークロスを貼り付けるのに接着剤を探します。手持ちにあるものを試し貼りして、ゴム系ボンドとすることにしました。
こうしてできた一次試作ですが、レザークロスを貼った後も剛性感がイマイチです。しかし外観の仕上がりは予想以上に良く、芯になる樹脂板の板厚を厚くして再製作することとしました。
画像は一次試作品です。
この話、更に続きます。
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