店主の日記/2016-06-01
ミノルタXE
ミノルタXEのカメラ修理を承りました。
ミノルタの一眼レフと言えばSRシリーズで、特にSR-T101は商業的にも大成功したカメラですが、このSRシリーズは中堅機であり、ミノルタにとってのフラッグシップ機がなかったことも確かです。1973年には電子制御式AE機のX-1が発表され、ニコンF2やキヤノンF1に並んだ形となりました。本機XEは1974年にXシリーズの第2弾として発売された中堅機、且つ電子制御AE一眼レフです。
またこのカメラはライツ社(ライカ)の一眼レフR3のベースにもなっており、縦走り金属幕シャッターはミノルタとライツ、そしてコパルの共同開発品です。測光方式はSR-T101譲りのCLC(TTL上下分割開放測光)を採用しています。
このカメラを愛用する人のほとんどが巻き上げの滑らかさを口にします。確かにショートストロークで軽く巻き上げられ、マニュアルカメラの使いごこちとしては優れています。
この個体も電気的動作が正常であることを確認の上(露出の調整は致しました)、ファインダー清掃やモルト交換等の整備をさせていただきました。(電子制御部分の故障はカメラ修理をお引き受けできない場合があります)
当店のテスト用レンズMC ROKKOR 55mm,F1.7をつけています。
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