店主の日記/2016-05-05
フォーカルプレーンシャッター
トプコンカメラについては昨年の夏頃、ユニレックスのカメラ修理をさせていただきましたが、今回はその後継機種である「トプコン ニューIC-1オート」のカメラ修理を承りました。(電子式シャッターのため、電気的な問題で部品交換が必要な場合は修理をお断りする時もあります)
名前が長いですがIC-1の改良型でレンズ解放値がF1.8まで拡大されたのとホットシューに対応したため「ニュー」をつけているとのことです。1976年に発売されました。
それまでのトプコン「ユニシリーズ」はレンズ内にシャッターがあるタイプですが、そのシャッターユニットメーカーのセイコーが供給を止めてしまったため、トプコンがフォーカルプレーン(布幕、横)の自社製シャッターを搭載して発売したものです。このため、レンズはそれまでのシャッター内臓のレンズも使える、変わったカメラです。もちろん、AE機能もそれまでのユニレックスを継承しています。
本体レンズ横にあるダイヤルは開放値設定ダイヤルで絞りではありません。さすがに開放値設定まではオートセットというわけにはいかなかったようです。
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