店主の日記/2011-07-30
カメラ修理・ヤシカLYNX-1000
キャノンQL17のカメラ修理が止まってしまったので、その間、勉強のため店主のジャンク品をカメラ修理することにしました。ヤシカLYNX-1000です。何故かと言えば、キャノネットQL17と同じコパルのSVシャッターを使っているためで、カメラメーカーによる仕様の違いを確認しておこうと思ったからです。
ヤシカと言えばELECTRO35が有名ですが、このLYNX-1000はその元になった機種です。弟分にMinisterがありますが、この機種のほうが更にELECTRO35に良く似てきます。
メーター不動、シャッターBの時の動作不良が主な故障でしたが、外観は汚い、中も錆が多く、修理歴ありの個体でした。
メーターは取り付け部分が割れて、ボンドで補修してありました。メーターボディはダイカスト(アルミ鋳造)なので、こんなものが割れる衝撃がどう加わったのか不思議です。どちらにしても、メーターはB級品(別のジャンクから外したもの)と交換します。修業を始めた頃、ジャンク品で分解練習をしたのですが、そのときにこのLYNX-1000があって、そのメーターが残ってました。
鏡胴のバラシを始めると、絞りリングレバーのリベットカシメが取れていて、中からポロッと落ちてきました。やれやれ、大変なものに当たりました(笑)…お客さんのカメラじゃなくてよかった。
シャッターはキャノネットQL17と同じ「COPAL SV」です。
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