店主の日記/2011-07-14
カメラ修理・オリンパスペンFT
最近ペンF、FTが人気の様です。デジタルカメラが同じ名前を使っているためでしょうか? 同名のデジタルカメラもこのペンF、FTのように40年後にカメラ修理しても使いたいカメラになっていれば本物ですね。
さて、ペンFシリーズのレンズの話はあまり無い様ですので、簡単に紹介をします。
当たり前ですが、基本的にはオリンパスOMシステムのレンズとほぼ同じ構造です。マウントはペンFシリーズの(専用)バヨネットマウントでペンマウントと呼ぶ人もいます。
標準レンズは38mm F1.8ですが、ペンはハーフサイズなので普通の一眼レフの50mmに相当する様です。
左はOMシステムの標準レンズ、50mm F1.8です。
マウント側から見ても同じ様に絞りのボタン、レンズのロック解除ボタン、自動絞りレバーがありますが、OMシステムにはある、レンズの絞り値連動レバーはありません。
ペンFTはTTL露出計内蔵ですが、絞り値連動レバーがないため、開放値の違うレンズでも同じ露出値になるように露出メーターの数字を0〜7としてあり、そのメーターの数字をこのレンズの(絞りの)数字と合わせます。ペンFシリーズだけの独自なものです。
この絞りリングを前側(上側?)に引っ張って180度回転させると通常の絞り値が表示されており、そのまま使えます。
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