店主の日記/2011-07-12
カメラ修理・オリンパスOM-2N
オリンパスOM-2のカメラ修理を致しました。ご依頼は巻上げ不良(巻上げが空回り)と各部点検整備です。
巻上げの不良はOM-1などでも同じようにおきる故障です。カメラ修理も無事終了致しました。
当店にはサンプル機もありませんので、細部の画像を撮らせてもらいました。一部をご紹介します。このカメラはダイレクト測光と言って、フィルムを露光しながら明るさを計り、コンピュータで制御するものです。撮りながら露出値を変えているとも言えます。もう、人間わざではありません。
当店の標準レンズをつけてみました。この画像だとOM-1と変わりません。OM-2は1975年からの発売ですが、本機はストロボの改良がされたOM-2Nですので1979年からの発売のものです。
上から見ても、スイッチ類のレイアウトは全く同じです。
スイッチは4ポジションになっています。OM-1と違って単なるオンオフではありません。
OM-1ではフィルム感度ダイヤルだった所が、露出補正ダイヤルになっています。巻上げレバーの指当ての部分も形状が変更されています。
バルブ位置でのミラーロック解除(電池切れの時)が追加されています。
オーナーが大切にされていることがカメラ修理をしながらよくわかりました。最近はあまりフィルムカメラを使わないとおっしゃっていましたが、このカメラ、まだまだ活躍できると思います。
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