店主の日記/2011-06-23
カメラ修理・コニカFP 昭和の顔立ち?
コニカFPのカメラ修理を致しました。カメラ修理と言っても壊れる所の無い丈夫なヤツです。巻き戻しノブをぶつけたのか曲がっていましたので、木づちで軽く叩いて矯正しました。ファインダーはくもっていてダメです。シャッターもスローが時々ダメですからガバナーの注油で直るでしょう。この注油のためにはミラーボックスを外さないといけません。
ミラーボックスを外すと中はゴミ、汚れはなくきれいでしたので、ガバナーも注油だけにとどめました。セルフタイマーにもちょっと注油して元に戻します。
スクリーンの清掃は周りのモルトをきちんと取らないとカスがどこからかスクリーンの上に乗り、いつまでも終わりません。画像でご覧の通り、プリズムと接眼レンズのところにモルトが使われてボロボロになっています。OM-1のようにプリズム銀鏡面が腐食する様なことにはなっていませんでしたが、そのモルトが接眼レンズをくもらせてしまっていた様です。幸い清掃だけで白いくもりはきれいにとれました。
外観はよくみがくと見違えるようにメッキが輝きを取り戻しました。以前整備しておいたヘキサノン52mm,F1.8をつけると存在感ありますねえ〜。
デカイ、重い、メッキがギラギラ、でも憎めない昭和の顔立ちのカメラのカメラ修理でした。
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