店主の日記/2016-09-12
カメラケースを作る(その経緯)
久しぶりにカメラ修理以外の記事です。
しばらく前に中判6×6のモノクロ現像にトライして、どうやら問題なくできそうなことがわかると、少し中判で撮ってみたくなりました。この時モノクロ写真を撮ったカメラは当店工房では唯一まともに使える2眼レフカメラ(ローライコード2型)です。
2眼レフでの撮影も楽しいのですが、蛇腹カメラを使ってみたくなり、それならばと、先日カメラ修理を承ったときにいいなと思った、マミヤ6オートマットをジャンクで仕入れました。やはり経年であちこちに問題ありましたが、写真は撮れる状態になりました。
さて、外に持ち出す段になって気づいたのはストラップ吊り下げ穴が無いことです。マミヤ6は本来、革ケースに入っているのですが、このジャンク品にはありませんでした。
無ければ革ケースを作ってみようかとも思ったのですがレザークラフトの世界も奥が深く、素人の店主がすぐにできるようになれるとは思えません。似たようなものができないかと、色々な国産カメラの革ケースを見ていると時代が下がるにつれて「厚革を縫わず、底板と貼り合わせ」の構造になっているようです。
で、あれば本革を使わず、縫わずにできるのでは無いかと考え、まず工作用紙で形を構想してみることにしました。
この話、続きます。
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