店主の日記/2016-02-22
トプコン35L
トプコン35Lのカメラ修理を承りました。1年ほど前にトプコン35Sの修理をさせていただきましたが、35LはLV(ライトバリュー)式の表示を持っており、このLVリングは絞りリング或いはシャッタースピードリングと連れ回りします。その他は35S同じと言っていいでしょう。
お客様はおそらく35Sのカメラ修理ブログを見てのカメラ修理ご依頼と思われます。症状は「ファインダー距離計の二重像が薄くて見えない」とのことでした。前回の35Sと同じです。場合によっては前回同様、距離計のミラーが腐食して薄くなっている可能性もあり、まずはファインダー距離計のカメラ修理から始めました。
運良くファインダー二重像は各部の清掃でよく見える様になり、今回はミラーの交換までは必要ありませんでした。このカメラのいいところは何と言ってもファインダーが大きく見やすいことです。このカメラを見ているとコニカⅢAを思い出します。ファインダーが大きく見やすく、巻き上げはフィルム1コマに対して2回、そしてセイコーのシャッターユニットを使用しているからです。写りは好みがあると思いますが、店主の感想はこの35L方が使い勝手はいいと思います。
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