店主の日記/2015-04-13
珍しい２眼レフ
ブログがご無沙汰になってしまいました。というのも、これまでにも何回もご紹介したカメラのカメラ修理が続いていたからです。特に最近はOM-1のご依頼が多いです。そんな中、今日は初めて見る２眼レフカメラがカメラ修理にやってきました。
KALLOVEX（カロベックス）とあります。かつてあった４畳半メーカーのものかと思いましたが、レンズにはProminar（プロミナー）とあり、コーワのものである事がわかりました。コーワはあのキャベジンとかバンテリン等の医薬品メーカーとしておなじみですが、かつてはカメラ事業も展開していました。現在も望遠鏡や双眼鏡は製造しており、プロミナーのブランドが使われているようです。
このカメラの特徴は24,16,12枚撮りに対応していることですが、現在は66サイズの12枚撮り以外は実質使えないと思います。モノクロで自家現像をされる方は24,16枚撮りも面白いかもしれません。
セルフコキング機構が壊れ、シャッターボタンが押せない状態でした。その他はシャッタースローガバナーの油切れ不動、レンズカビ、ミラー、ファインダー汚れ等でしょうか。それからレザーはパリパリと崩れてしまいますので張替えは必須です。この時代の日本製２眼レフはレザーがほどんどダメです。
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