店主の日記/2012-01-11
カメラ修理・リコーオートハーフS その2
昨日の続きです。カメラ修理を完了致しました。当店にはサンプルが無いカメラですのでブログで記録を残します。オートハーフと言う名前からわかるようにハーフサイズカメラです。
前から見るとこんな感じです。普通に思い浮かべるカメラとはちょっとスタイルが違いますね。と、言っても最近のデジタルカメラを思い浮かべるとそうでもないような。。。しかし、この時代のカメラとしては特異なスタイルの様な気がします。大きさはタバコの箱を目標に設計したということで、厚さ(奥行き)はタバコの箱より厚いですが、前面から見る大きさは確かにタバコの箱サイズです。
レンズ下側がセレン光電池となっていて、内部の露出メーターを駆動します。
上から見ます。フィルムの巻上げレバーや巻き戻しノブはありません。左側はフィルム感度調整とオート、マニュアル絞りのダイヤルです。オートハーフSの「S」の飾り文字がどうしても「S」に見えないのは店主だけでしょうか?
フィルム感度と絞りのダイヤルを見ます。中側の黒いダイヤルがフィルム感度調整です。ASA25〜400で、突起にツメをかけてコリコリと合わせます。
絞りは外側のギザギザのリングを回します。アクリル窓に表示されるF2.8,5.6,11,22とA(オート)となっています。オート以外はストロボ撮影時に使います。
底面です。右側がフィルム巻上げ側で、ゼンマイになっています。フィルムを装填した後、このノブを矢印の方向に巻上げておきます。シャッターボタンを押すとゼンマイが戻るのを動力として、一枚づつ巻上げてくれます。巻上げも露出もオートですが、電池は要りません。
左側は巻き戻しノブです。多くのカメラと同じですが、フィルムカウンタがこちら側にあるものはあまり見かけません。
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