店主の日記/2011-11-25
シャッタースピードの調整
キャノンのプロ用1眼レフカメラとして開発されたキャノンF1のシャッタースピードを調整しています。ニコンにもF、F2…と「F」がつく1眼レフが同じ時代にありますのでややこしいですが、ニコンにはF1が無く、キャノンにはF2がありませんから話が行き違うことにはなりません。キャノンはこの後の機種もF1ですが、わかりづらいのでNewF1と呼ばれています。
キャノンF1のシャッターは金属幕横走りシャッターで、他の部分も特別な作り方ではなく、それまでの1眼レフの設計を更に洗練させ、壊れないカメラを目指したため作りが堅牢です。当然、シャッタースピードの調整も別に他の1眼レフと変わるものではありません。先幕、後幕のスピードを工房の測定機の数字から合わせていきます。
シャッタースピードが適正値でなくなっているのにはいろいろな原因があります。単にこの調整だけで済むものではありません。
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