店主の日記/2011-10-31
ニコンのガチャガチャ
ニコマートFTNの2日目です。
どのメーカーもそうですが、開放測光のためにレンズの明るさ(F値)をカメラのメーターにあらかじめ設定しなければならないのです。ニコンのこの世代のカメラはレンズにつけたカニのはさみのようなツメで機械的に設定します。レンズをマウントしてから絞りを絞りきるとパチン(ガチャ)という音がします。ここからもう一度絞りを開放する(開ききる)と開放値が設定されるようになっています。このため、ガチャガチャと言われるようです。
手順はこんな具合です。
まず、レンズの絞りは5.6の位置にあることを確認してください。この位置でないとうまくつけられませんし、外す時も同様です。
カニのはさみと連動ロッド?を噛みあわせてレンズをマウントします。
レンズをマウントする(カチッと音がします)とこんな風にカニのはさみも一番上に来ます。
次にここから絞りを絞り切って(画像では時計の反対方向に回し切る)ください。今度はパチンと音がします。
この後、今度は絞りを開放(開き切る)方向へ回します。
インジケータの赤印がレンズの開放値です。この赤印が出ているのを確認して終了です。このレンズはAUTO NIKKOR 50mm F2.0です。目安にしかなりませんが、F2.0の位置に来てますよね?
この作業を称してガチャガチャと言う様です。
また、この作業はニコンFフォトミックでも同じです。しかしフォトミックファインダーではF5.6にして噛み合わせる必要も無い様ですし、レンズを外す時はF16でないとうまく外れないです。
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