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店主の日記/2011-10-05

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Tag: カメラ修理 キャノン キャノネットQL25

カメラ修理・キャノネットQL25 その2

毎日のブログネタの都合もあって、2日に分けています。カメラ修理は完了しました。

まずは、割れていたファインダーのガラス部分です。

カメラ修理・キャノネットQL25
ジャンクから似た様な大きさのファインダー窓を探し、そのアクリル板を使いました。これもややキズがありますが、支障はないと判断しました。



カメラ修理・キャノネットQL25
前から見ます。レンズの大きさと銘板以外は何も変わりません。



カメラ修理・キャノネットQL25
上から見ても同じです。ロゴの「QL25」というの以外は同じです。



カメラ修理・キャノネットQL25
レンズは4群5枚でQL19と同じですが、明るさはF2.5です。シャッタースピードは1/500〜1/15で、セルフタイマーもありませんし、X接点しかありません。コパル製ですが「SV」の文字もありません。コパルもさすがにここまでやると「SV」とは呼べなかったのでないでしょうか(笑)
レンズとシャッターユニット以外はほとんど他のQLシリーズと部品共通の様です。

廉価版の位置づけですが、カメラが高価な買い物だった頃にはこういうものも必要だったのでしょう。今なら製造・流通の管理費のほうが高くなるなどという理由で作らないかも知れないですね。

製造コストがかかり、ユーザーがあまり必要していない機能を大胆にやめてユーザーにコストダウンメリットを提案するというのは、今の時代が要求していることそのままですね。また共通部品はスケールメリットを活かしてコストを下げる。王道です。

…おっと、話が理屈っぽくなってしまいました。すみません(笑)

この次機会を見て、このカメラの写りをご紹介します。



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