店主の日記/2011-08-30
カメラ修理・オリンパスOM-1
昨日の続きです。オリンパスOM-1のカメラ修理です。お客様は長く使わなったとのことでしたが、ほんとにその通りでした(笑)
ケースに入っていたのですが、ケースから出せません???
よく見るとケースのコバが加水分解で溶けて、カメラの裏ブタとくっついてしまってました。裏ブタもレザーを貼付けている両面テープが溶けてがベトベト。。。
機能を確認しますが、メーターが振れませんでした。電池ボックスには古い電池が入ったままで、液漏れこそ無いものの(さすが腐っても日本製電池)電池から出るガスがリード線を腐食し、ついでに電池ターミナルの止めネジ(樹脂製)の頭を腐らせて電池ボックスは接触不良になっていました。リード線を皮むきしますが腐食でプツプツと切れ、とうとうつなぎ直せない程短くなってしまいました。はあ〜。こうなると面倒です。リード線を入れ替えるにはミラーボックスを外さなければなりません。
ケースのコバ面を袋縫いしてあるビニール?が加水分解で溶けてカメラの裏ブタとくっついていました。ケースからカメラが抜けませんでした。
裏ブタにベトベトが残りました。
意外にもプリズムはモルトの加水分解で腐食していません。不幸中の幸いとでも言いましょうか?
茶色の線が電池ボックスから来ているものですが、見えていない所はボディ内部にボンド止めされ、アンダーカバーの電池ボックスまでいっているため、ミラーボックスを外さないと交換できません。
明日に続きます。
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