店主の日記/2011-08-16
カメラ修理・オリンパスペンEE その2
思ったより時間がかかりましたが、カメラ修理が終わりました。
メーターは動いていたし、絞りもシャッターも粘っていません。ラッキーだなと思ったのですが、やっぱり甘くはなかったです。もちろん、絞りやシャッターも念のため洗浄清掃はしましたが…
赤ベロ(露出不足サイン)がファインダー内に上がってきません。これはシャッターボタン下のスライドする部品がヘタってうまくすべらないのが原因でした。
次にファインダーの接眼部の合わせになっている所に汚れが入り込んでいます。レンズを外そうと思ったのですが、固いエポキシ系樹脂でガッチリ止められています。小さい接眼レンズを割ってしまいそうだったのであきらめてメーター不良のジャンクと交換することにしました。ペンはファインダーとメーターが一体ですのでメーターだけを交換します。
相手のメーターは画像の通り、マグネットが剥がれて不良になっているものです。
最後にフラッシュモードにしても露出計がオフに出来ないため、光量に関係なくシャッターを切ることが出来ません。これも赤ベロ機構を切り離すレバー部分の動きが悪かったので調整。
…いつも以上にカメラ修理に時間が掛かりました。
さて、これでトップカバーの汚れを取って仕上げ、例のレザー(ファブリック)を張ることができます。だいぶ手慣れたのか、今回のカメラ修理作業の中では一番楽で、短時間で終わりました。カメラ修理というよりクラフト気分です。
どうですか? かわいいでしょ。しかもちゃんと撮れますよ。PhotoCafe様に近日中にお渡しましますのでご覧になってください。
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