店主の日記/2011-07-06
カメラ修理・オリンパスTrip35 その3
今日はレンズ周りをご紹介します。いつものことで作業中の画像はところどころ撮り忘れますので、ご承知置きください。
細かくご紹介するのは、このカメラを修理教室の教材にしようかと考えているためです。ペンEES-2ともほぼ同じなので参考になるかも知れません。
レンズ周りを外すにはこのリングの横にあるセットネジをゆるめ、リングを静かに上に引き上げます。このリングはピントリング(ゾーンフォーカスですが)と連動しています。また、レンズの前玉にセットネジで固定されています。
上の画像の説明が長くなったのは、この画像までの作業途中が撮ってないためです。レンズはヘリコイド(ピント合わせの送り出しネジ)の位置が決まってますので印をつけて外しますが、その画像を撮り忘れました。レンズを外してその下のネジを3本外すとこのようにゴソッとはずれます。
上の画像で外した3本のネジと共締めになっているレンズをそのまま摘んで(笑)外すと、2枚羽根の絞りが現れます。
今度は絞りユニットのネジ3本を外し、ユニットを外した所です。こちらはレンズ後玉です。共締めになっているのでそのまま摘めば外れます。
これはシャッター羽根です。ここも2枚構成で、本当にシンプルです。もう一度上の画像を見てください。赤くロックペイントされたネジが3本見えると思いますが、これを外して、カバー(レンズ後玉がのっている)を取るだけです。
上に積み上げるだけで出来ています。量産性はすごく良かったのではないかと思います。
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