memo/2012-05-16
定番のカメラ修理
ペンタックスSPのカメラ修理をご依頼頂く。一家に1台とまでは言わないがベストセラーだったのでカメラ修理の依頼も多い。
良くあるのがこの電池の液漏れによる腐食で電池フタが開かなくなっているものだ。ジャンク良品との交換は簡単だが、ジャンクだって同様に腐食してジャンクとなったものが多いし、それはカメラ修理としてほめられるものではない。
CRC等を浸透させ、いつもの方法で開けるのだが、今回は開かなかった。と、なると少し細工をして次の方法でやる。この方法は自分でやるのは初めてだったが、画像の通り良好な結果となる。中に古い電池が入っていたが、プラス側端子が腐食していなかったのが不幸中の幸い。
電池は製造中止なので、現在市販されている電池を簡単なアダプタを用意して使うようにしており、これはカメラ修理費に含まれる。
今日は長くなるがもうひとつ。
最近はプリズムが内部のモルトの過水分解で腐食し、ファインダーを遠目に覗くと水平に黒いスジが出ているものも多い。時間の経過と共に交換が必要な個体も多くなって来た。今回のお客様もこの問題で プリズムを交換される。
当店ではB級良品を確保出来る体制にしており、交換をお勧めする。
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